〜篠崎マエストロからみなさまへ〜
第68回山口県交響楽団定期演奏会の指揮者、篠崎靖男氏からメッセージをいただきました♪

山口県交響楽団を指揮するのは、今回で2回目となります。前回のコンサートが素晴らしかったこともあるのでしょう、今回はずっと一緒に音楽を作っている長い友人のような感じで、僕もそんな素敵な山響メンバーと懸命に音楽を造ることに感動を覚えています。そんな感動を皆様も感じて頂けるコンサートになると思います。

シベリウス「フィンランディア」 フィンランドでは僕も何度も指揮をしました。当地ではプログラムの最後に演奏される大事な作品なのです。山響メンバーも熱演を繰り広げます。

ファリャ 三角帽子 20世紀初頭パリ、ロンドンで活躍したロシアバレエ団のために書かれ、そのモダニズムは、スペイン人の精神的に重要な舞曲のリズムも伴い、スペイン最大の大傑作です。山響の首席奏者の名演もお楽しみ頂きたいと思います。

ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」ベートーヴェンは、夏は田園風景が広がる避暑地に滞在し、そこで楽想を練るのが常でした。この作品は、ウイーン近郊のハイリゲンシュタットの豊かで、安らぎを与えてくれる自然を音楽で表現しました。でも単なる写実ではなく、ベートーヴェン自身の心の中の感情を音楽に結実させた最高傑作の一つです。僕も山響と入念にリハーサルを重ねて参りました。素晴らしい山響サウンドにホールが包まれると思います。

是非、お越しくださいませ。
篠﨑靖男

※写真は篠崎マエストロのフィンランド指揮者時代のものです。